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露草備忘録

〈火星三部作〉は『あなたの魂に安らぎあれ』と『帝王の殻』と『膚の下』(神林長平著、早川書房)で活動中。梶野少佐中心。

育成シミュレーションゲーム「膚の下」

(以下は、深夜にツイッターで書き散らした、「膚の下」ゲームネタを、発展強化させたものです。なお、いわゆるTVゲームはほとんどやらない&知らない人間が、想像だけで書いてます)


もし『膚の下』をゲームにしたら、まあふつうに慧慈を救世主に育成するのが目的の、シミュレーションゲームになるんだろう。うまく育てて、小説エンドに持ってけたらいいわけなんだけど、それはそれでゲームである以上、ある程度不確定要素をとり混ぜて、簡単にトゥルーエンドにたどり着かないようにしておかないと。だって要は原作の展開全部なぞればいいわけだしさ。


最初の頃は、軍の装備を生かしたアクション系のミニゲームやったりとか。それでだんだん進むと、論理的な思考力を問う文章題になっていく。それこそNHKのシュール系クイズ番組「アルクメデス」ばりの、超難関かつポップな問題にしておけばいいよね。
いくつか三部作からだけでなく、他の神林作品にもちなんだ、マニアックなクイズが混ぜこまれていたりすると、知らん人には難易度上がるし、ファンならほくそ笑むことができるし、というので釣ろう。
で、ゲームだから、ときどき分岐があって、基地が占拠されて捕らわれの梶野少佐を、アートルーパー小隊が救出に行くパターンもあるし、慧慈が救世主になんかならないエンドもありうる。ひたすら碌にイベントこなさせずに育てたら、人間たちの去った地球で、みんなで仲良く機械人を監視して過ごせるとかな。


でも最初はやっぱりトゥルーエンドにならないと、2周目から慧琳が使えたり、3周目はジェイとケイとエルとエムから誰かが選べるようになったり、ということができない。あと隠しキャラの梶野少佐が使えないし。やりたいやりたい! かじのんルートやりたい!
それで、梶野少佐のエンドは、サイ・玄鬼に会うまで。だってそこが見れなきゃ、何のためのゲーム化ですよ。慧慈のなしたことが、『あなたの魂に安らぎあれ』で結実するのを、梶野少佐視点で眺められなくて、なぜゲームになんかしなきゃいけないの。始まりの場所に立っていた梶野少佐が、終わり(そしてさらなる始まり)の場所にも立つからこそうつくしいんですよ、わかりますね。(真顔)


さてもちろん、ゲームだから、任意のメインキャラと親密度を上げまくって、デートイベント発生させることもできるという、一体どんな層狙ってんの機能も実装されている。
梶野少佐の時なら、間明少佐は当然として、石谷少尉や久良知大佐まで、デートイベントが! と言ってもまあ、二人でアイスクリームを食べる程度の展開ですよ、念のため。特に間明少佐とはデート関係なく、すでに病院で一緒にご飯食べるイベントが待ってるからね。
慧慈ルートあたりだと、アートルーパーズに、ふつうに実加とかアミシャダイ(色は二種類から選べる)とか、堂本少尉ととか、別にしたくないと思うけど、マ・シャンエに木上医師や正井刑事なんかもあるよ。(え~?)
はっ、むろん本命はサンクさんだからね。(アイス喰わすなや)


という感じに、慧慈を救世主に育成シミュレーションゲームとして、『膚の下』をゲーム化しましょう! ええ、私はかじのんルートをえんえんプレイしたいだけですが、何か?
やらんかねどっかが。

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