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露草備忘録

〈火星三部作〉は『あなたの魂に安らぎあれ』と『帝王の殻』と『膚の下』(神林長平著、早川書房)で活動中。梶野少佐中心。

昔京都のあった場所

『膚の下』の世界では、月が破壊されて地球にふりそそぎ、えらいことになっているわけですが、舞台自体はせいぜいがとこヨコハマ周辺しか出てこないです。カロリン基地がカロリン諸島付近にあるなら、もうちょっと広いカンジですか。


そこらへんがどうなっているのかは、物語とは関係ないので上手く誤魔化してある特に記述されませんが、ヨコハマがあんなことになっているなら、もちろん京都だって壊滅しているんだろうな。シェルターに入ってへんと死んでまうなぁ。


「キョウトだ。ここはかつてキョウトと呼ばれていた」
歴史ある由緒正しい寺社仏閣も灰燼に帰し、町並みはめためた、ビルは倒壊したり無残な姿を晒している。遠くから眺めると、ただランドマークの京都タワーが往事をしのばせるように立っているのが見えるんですよ。(←これが言いたかっただけ)


なんですか、そんな未来に京都タワーがまだ残ってるはずがない?
いややなあ、京都でこの前の戦争言うたら、応仁の乱のことどす。京都は千年の都言いますやろ、昔から長いこと続いてるもンがようけおますのや。京都タワーかてあるに決まっといやす。(嘘っこ京都弁)

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