『帝王の殻』が『膚の下』との整合性のために、加筆訂正された件なのですが、近所の図書館に行って、中央公論社の単行本(初版)をかりてきてチェックしました。しかし、返してしまったので手元にないや、まあええか。
そして全部比較検証するのは面倒なので、梶野少佐の出てくるところだけを。(またか)
そんで、細かく見ていくのも面倒(ヲイ)なので、今のところ適当にまとめだけ書いておきます。
さて、最大の違いは、梶野少佐がかつてアミシャダイに会ったのは大尉の時だった、月戦争に参加したことがあるような発言をしていることです。
『膚の下』をお読みの方は先刻ご承知のとおり、梶野少佐は『膚の下』でも少佐になっています。そして、戦後生まれですね。
どうやら、当初の設定からズレてしまったようです。
でもきっと、このアミシャダイに大尉の頃に会ってて、月戦争に従軍したくだりは梶野少佐の父上に引き継がれるんですよ。そして月戦争の4部目があったとしたら、梶野父が脇役で出てくると。親子で名バイプレーヤーって訳ですね。(何がだ)
まあ、そんな妄想も良いですけど、個人的には、
「アミシャダイに前に会ったのは、大尉の時だったんじゃないんですか」
とかって、石谷少尉あたりにねちねち梶野少佐が苛められるのもイイなあ。
「うるさい、わたしの所為ではない。作者の都合だろう。他の作品に1ミリも出てないやつに言われる筋合いはない」
と、反論するんだけど、
「だから問題なんでしょう。わたしたちは、アミシャダイを除いてですけど、『あな魂』にも『帝王の殻』にも出てないから設定が自由に改変できますが、少佐は一応矛盾がないようにしなければいけないんですよね」
以下エンドレスでねちねち。グッジョブ、石谷少尉。(酷ぇ)
もっとも、〈敵は海賊〉シリーズのように〈火星三部作〉も1作1作自体はパラレルに存在していても良いなら…、だったら書き直す必要もなかったか。
三部作がパラレルで、梶野少佐も3人とか思うとすごくドキドキするのにな。
だって3倍じゃもの、なっ、なっ。(だから何がだ)
さてと、いい加減収拾がつかなくなってきたから、この辺で仕舞いと。
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