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11日深夜放映予定だったNHKの海外ドラマ「ムーン・パニック 前編」を、観るつもりにしていてすっかり忘れていたら、台風情報のお蔭で流れて12日深夜になったので、後編ともども観ることができました。
月が地球に接近てことで〈火星三部作〉を連想し、落ちてくるかもと、ワクワクしながら観てました。でも冒頭、家族で天体観測の場面からだったので、つまらんファミリー・ドラマに始まりつまらんファミリー・ドラマに終わるんだろうなあと予想してたら、やっぱりそうでちょっと興醒め。もっと科学者や専門家や政治家ばっかりでも良いのに。
まあ、主人公その1さんの祖父ちゃん(義父)や息子と娘の場面等はそれなりに丁寧につくってあるし、ベタだけどそういう盛り上げがないと視聴者の感情移入がしづらいから、仕方ないやね。ただ、せっかく設定面では色々と面白いのに、映像面がややチープなのが痛い。重力異常の場面なんか、緊迫感よりも牧歌性が感じられて笑っちゃう。
いや状況が状況だけに、むしろ笑う以外にやることがないだけかもしれないけど、映像化によるあられもなさと言うか、映像にしてしまったがために失われる何かがあるのは確かなような気がします。別に映像がリッチなら良いというものでもないしね。演出次第?
それはともかく、最後は月に行って原因である褐色矮星(だっけ?)の破片を取り除くために云々、地形調査がどうのというところは間に合うのかという緊張感があって良かったです。やはりタイムリミットがあると気分が盛り上がりますね。
しかし危険な任務で全員生還しちゃうのもなんですが、犠牲者が出るというのも少しヤでした。ワガママな視聴者ですみません。
ああ、でも、結婚するっていうのは死亡フラグの最たるもんでしたな。うーん、子供が産まれるからそれでイイやってことなのかしら。それもちょっとどうかと。
まあ最大の危機は去ったとして、私はその後の世界に興味があるのですけど、後日談ぽいものがなくて残念でした。こういうパニックものは、その原因と過程に重点があるから事件が解決されちゃうとそこで終わってしまうんですよね。私はいつもその後の人生だとか、家の片づけはどうすんだとか考えてしまうから、ちょっとくらい続編が作れそうな引きがあっても良いのにと常々思っています。
て言うか、カナダとドイツの共同制作だから、日本出てこなかったんだよね。日本から見たかったな、近づいてくる月が。

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