昨日、新刊書店で「SFマガジン 2010年3月号」をぺらっと立ち読みして、先日某所で見かけた『完璧な涙』コミカライズ新連載の噂を、次号予告で確かめてきました。
いつものことながら、早川編集部のセンスのなさには参りますね!
あ、もちろん漫画家の東城和実さんが悪いわけじゃなくてね。『完璧な涙』は、すでに一度メディアミックス(ラジオドラマ化)をやったり、トリビュートの元ネタになってんだから、もう充分じゃないさ。
なんでやるなら、全然そういう浮いた話のない〈火星三部作〉のどれかを漫画化やアニメ化しないのさ。え、温存、温存してるの?
満を持してとか、その意向はわかるけど20年も待たせるのはやはり止めて欲しいねんなぁ。だって、20年経ったら、あたし、梶野少佐の年齢を追い越しちゃうじゃない。
そして後刻、某新古書店に行ったら多田由美さんの『Sittin’ in the Balcony』が置いてあったから、「戦闘妖精雪風」のラフ絵だけぱらぱらっと見てました。やっぱり多田さんの絵は好きだなあと思いました。ただ、〈雪風〉のイメージでは決してないだけで。
この絵で、この絵を生かす方向で雪風OVAが作られてたなら……。雪風OVAのデキが悪かったから、多田さんの絵まで嫌いになりそうだなんて、そんな悲しいことにはならなかったのに。なんかマリアージュに失敗って感じ。
それと、私は神林作品のナイーブさとか相当どうでもいいから、『完璧な涙』の東城和実さんもそうだけど、メディアミックスは繊細な絵柄の人じゃなくて、もっと暑苦しい絵の人起用してくれる方がね。男臭くてガチムチでも全然構わんのですよ。一体どういう読者層を想定してるんですか、早川は。
まあ、〈火星三部作〉のどれかを漫画化やアニメ化するさいには、梶野少佐を格好良く描ける人を使っていただけたら、私に文句はありません。梶野少佐さえ格好良かったら、文句などあろうはずがない。
――なんて、そんなやせ我慢をしながら20年も待つのはゴメンですわよ。
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