アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」と言えば、KBSで放映されてたので、ちょこちょこっと観ていました。私は原作小説は読んだことなかったのですが、それとなく周辺情報を手に入れていたため、例の第1話(実質第0話)はひでえなあと思いながらも許容範囲でした。
しかし、だいぶ録画に失敗したこともあり、かの、アニメの中でとある登場人物が『膚の下』(単行本)を読んでいるシーンは、観られませんでした。確かにアニメ放映時には『膚の下』はまだ未読だったし、観ても気づいてたかどうか微妙ですが、これを後から知った時の口惜しさったらなかったですね。
正直レンタルしてまで確認するほどのことでもなく、大体シャッフル放映されてたのにDVDは話数を普通に収録しているから、どの巻を観ればよいのか考えるのも億劫という体たらく。
ですが、この4月から何故かまたKBSで再放送されるというので、今回は逃さないようにしたいです。『膚の下』を読んでるとこ以外は別にいらんのですが、せっかくですから一応通しで観る所存です。
それにしても、私はすでに『膚の下』をアニメ化するなら制作会社はBONESが良いと明言しつつ、これが縁で京都アニメーションが制作してくれてもええなあ、なんて思います。ま、多分ないです。
ところで、実はこの前は書かなかったけれど、私がBONESを推す、ある最大の理由があります。それは、「ウルフズレイン」の動物たちしか出てこないOPを観るたびに、エンズビルの夜明けの門倉京が彷彿とさせられることです。
(本編とはあまり関係ない)近代コンクリート都市の空を舞うカラスの群れ、わがもの顔で歩み去る野良ネコやゴミを漁るネズミたち、そしてアスファルトの大地を疾駆するイヌ(オオカミ)――等が、私に『あなたの魂に安らぎあれ』のラストを思わせてやみません。まあ門倉京にはその時、AAAの人間やUNトルーパーも当然いっぱいおるんですけどね。
だもんで、「ウルフズレイン」て他人に薦めるのはちょっとためらってしまう観る人を選ぶアニメですが、OPだけなら『あな魂』好きな人にはどうかなと、思ってたりします。もしも機会がありましたら、どうぞ。
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