いつのまにか、前回の記事から一月以上が経ってしまいました。というのも、この絵が描けたら更新しようと思っていたのに、一向にはかどらなかったからです。
何の絵か一目ではわからないと思いますので、説明しておきますと、深井大尉のつもりでございます。
見る方にわからないのならば、ここは深井大尉の名言でもくっつけるかと思ったのですが、やはり一見するところよくある普通のセリフなので、『グッドラック』はVII戦意再考から持ってきたものと申し添えておきます。
さて、英文の方は、高松雄一編『対訳イェイツ詩集』岩波文庫より、[26]アイルランドの飛行士は死を予知する(An Irish Airman foresees his Death)から一部を。
ちなみに掲載部分の日本語訳も参考までに引くと、
どこかの空の雲のなかで
自分の運命に出会うのは分っている。
私は戦う相手を憎んではいない。
守る者たちを愛してはいない。
となっています。
先日ある本を読んでいましたところ、このイェイツの詩が作中使われていて(訳しようはやや違います)、なんとなく深井大尉(中尉)のことが連想されてきたので、ぜひともこの詩とコラボがしたいと絵を描いてみました。
一応いくつか関連する資料もあたったりしておいて、全く生かされていませんが気にしないでください。ええ、ぶっちゃけ絵なんて付け足しです。この詩が使いたかっただけです。
(以下は全文ですが、勝手に一部の語句に手を加えています。正確なところは前提の書を要参照)
I know that I shall meet my fate
Somewhere among the clouds above;
Those that I fight I do not hate,
Those that I guard I do not love;
My country is Fairy Air Force,
My countrymen FAF's poor,
No likely end could bring them loss
Or leave them happier than before.
Nor law, nor duty bade me fight,
Nor public men, nor cheering crowds,
A lonely impulse of delight
Drove to this tumult in the clouds;
I balanced all, brought all to mind,
The years to come seemed waste of breath,
A waste of breath the years behind
In balance with this life, this death.
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