今日は駅前の大型書店によって、秋のファンタジイ特集目当てに「SFマガジン 2009年12月号」を例の如く立ち読みしていたら、先日東京で開催されたという「神林長平+新世代作家トークショー」のテープ起こしが採録されていたので、地雷を踏みませんようにと思いながらざっと目を通してみました。
ウェブ上にはすでにトークショーに行かれた方の感想がちらほら流出しているので、まあなんとなくそうなんだろうなぁとわかっていましたが、なんで司会と新世代作家の方たちは〈火星三部作〉は『あなたの魂に安らぎあれ』と『帝王の殻』が『膚の下』に合わせて書きなおされた件について、質問してくれなかったのでしょうか。
機械人アミシャダイが月の指導者ばなしはどこに行ったのかとか(統一意識? そんなものあるわけないだろ)、地球‐月間戦争が月戦争になったのは昔の設定を単に忘れてただけなのかとか、別に第一部第二部はパラレル的存在として書きなおさなくても良かったのではとか、誰か突っ込めよ。
「ボヴァリー夫人は私だ」を華麗にスルーしつつ、そうか、あの人たちは〈火星三部作〉を新版でしか読んだことがないか、旧版『あな魂』や旧版『帝王の殻』を読んでても全然読めてない人たちなのね、と思うことにして、自分を救ってみました。
梶野少佐のための第四部。それがめぐりめぐって、私を仕合せにするかもしれません。
あ、ちなみに流星群は結局見られずじまいです。残念。
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