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露草備忘録

〈火星三部作〉は『あなたの魂に安らぎあれ』と『帝王の殻』と『膚の下』(神林長平著、早川書房)で活動中。梶野少佐中心。

『グッドラック  戦闘妖精・雪風』粗感想

先月25日に『グッドラック』を読み終えたので、またぞろ感想を少々書きました。まるっと1ヶ月たってますけど。
今回は箇条書きにならなくて、なんか色々垂れ流しです。

さて、期待に違わずジャムが送り込んできたコピー人間が暗躍をしたり、ジャムのそうまでして地球へ侵攻する理由だとか、ジャムの正体についてみんなして推論を巡らしたりする場面が楽しいなとは思うものの、それがどう楽しいかは説明しにくいので放っておいて、とりあえず、気になったとことかだけを書きます。


結局ジャムの呼称の由来については、作品中にもよくわからないとあって、まあ、アルファベット表記ならきっとJAMなんだろうな。そうか、外国で飛行機が落ちる話だものネ。って、ヤバイからよせ。
KY式に、なにかの頭文字とかどうでしょう。「邪魔なあいつら皆殺し」=JAM。うん、ありそう。って、んなわけねえ。

cf.「純なあのコにメロメロさ」「弱小アニ研モスクワ行き」「自由、あるいは萌え」「ジャンルがあろうことかマイナーだ」「淳子愛してる戻ってくれ」「雀荘であなたを待つわ」「純情あずさの物語」「人生なんて諦めがものをいうのよ」「准将、あんまりです、黙殺は!」「地獄で会おう、もう一度」「ジャングルであの日素子と」「ジャック、遊ぶなよ、むは」

あ、いかん、いくらでも出てくる。そろそろ「冗談とアホは店仕舞い」にしておこう。
それで素直に考えたら、Jiggered Astral Monstersの略てところでしょうか。知らんけど。


正直矢頭少尉は出番が少なすぎたので、なんとも言えません。もうちょっとこう、信頼関係を築いてからの方が、衝撃が大きかっただろうにと思うだけです。
それにしてもメイル中尉が可哀相だなあ。前作での可哀相なキャラがバーガディシュ少尉なら、『グッドラック』ではメイル中尉だと思います。とにかく、VIIIでのメイル中尉のパートはホラーしてて良かった。(SFです)

そして、出てこないはずがないと思ってた、バーガディシュ少尉、そういう性格の悪いところは生きている間に見せて欲しかったよ。死んでからじゃ、意味ないよ…。生きてた時のセリフの方が、死んでからより少ない(事務連絡はあったんだが)ってどう言うこと?
それにしても深井大尉と再会するバーガディシュ少尉を期待してたのに、どこぞの大佐が余計なことを! 「過大評価していた」って、そりゃアンタ(某大佐)が使いどころを間違えるからだ!
にっこりと笑いながら「美味しかったですか、中尉?」と、バーガディシュ少尉が深井大尉にたずねる場面が見たかったよ。これぞ黄泉返りホラーの醍醐味。(SFです)

まあ、深井大尉が名前を聞いただけですごく怖がってくれたので、良しとしておきますか。それはともかく、コピーはやっぱりコピーでオリジナルのバーガディシュ少尉はあの時に死んじゃってるんだろうな。わ、やば、切ない。でも深井大尉の中で生きてるからさあ。(それヤだよ)


しかしVIII「グッドラック」に至る盛り上がりは良いなあと思いつつ、最後になって特殊戦の雪風とレイフ以外の機体がばしばし出てくるのは…。こちとらミンクスぐらいしか覚えてないのに。
と云うわけで、どうせどなたかがやって下さっているでしょうが、メモメモ。


    特殊戦各機について。雪風(メイヴ)とレイフ(FRX99)以外はスーパーシルフ。
  • 1番機 雪風 パイロット(以下P):深井零大尉 フライトオフィサ(以下O):空席
  • 2番機 カーミラ P:ズボルフスキー中尉 O:不明
  • 3番機 チュンヤン(春燕) P:タン中尉 O:不明
  • 4番機 ズーク P:不明 O:不明
  • 5番機 不明
  • 6番機 ミンクス P:不明 O:コズロフ大尉
  • 7番機 ランヴァボン P:ヴィンセント・ブリューイ中尉 O:不明
  • 8番機 不明
  • 9番機 不明
  • 10番機 不明
  • 11番機 ガッターレ P:プッツァー少尉 O:不明
  • 12番機 オニキス P:サシュリン大尉 O:不明
  • 13番機 レイフ 無人機

こうして見ると、深井大尉の少尉と中尉時代って、世界がちっさかったんですねえ。世界というより世間ですか。全然他の特殊戦機と乗員について、気にしたことなかったのでしょうね。特殊戦に同僚がこんなに(以外も)おるというのに。
しかしそんなことより、ミンクスの機長って誰? フライトオフィサの名前だけ出てくるのって、全部なにも出てこないのより不憫な気がします。無印からなのに。まあ、私が見落としているだけかもしれんのですが。(だいたい名前だけ出ててもなぁ)


その他、「いやなものと目を合わせてしまった」桂城少尉とか、白い腹部を見せるフォス大尉とか、突然出てきた感のあるピボット大尉とエーコ中尉とか、もちろんブッカー少佐にご存知リディア・クーリィ准将他について書くべきなんですが、なんかもう面倒くさいのでやめます。
私は〈雪風〉も好きだが、〈火星三部作〉の話をしよう。(てか梶野少佐の)
いえまだ、OVAの視聴感想があるんですけどね。
それに『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』も読まないと。ちっ、商売うめぇな。まあいい、図書館にいれさせてやる。

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