現在、『あな魂』新旧比較に向けて入力作業をしながら、『帝王の殻』の読み比べも始めています。こちらのチェックの進行具合も遅遅としているのですが、未加(みか)という女性名を発見!
そして、恒巧(のぶよし)の子供の名前が真人(まさと)であることを考えると、やはり名称の反復がある程度、意識的に行われているようです。この前言っていたように、一席ぶとうと思ってやれないこともないみたいです。
例えば主役の「父と子」の人たち、
- 『あな魂』の誠元(みつよし)と里司(さとし)
- 『帝王の殻』の恒巧(のぶよし)と真人(まさと)
- 『膚の下』の彊志(つよし)と慧慈(けいじ)に聖司(せいじ)
と、父には「(つ)よし」音、子には「さと」音が与えられています。
『膚の下』だけ、(擬似)父子関係のない堂本少尉が混ざってつなげるという、変則的なことをしていますが。
- 慧慈(けいじ)と聖司(せいじ)の音の類似
- 里司(さとし)と聖司(せいじ)の字面の類似
- 聖司(せいじ)が聖司(さとし)と読み替え可能であること
という風に。
なんで堂本少尉なのかという疑問もありつつ、慧慈について行くとか言う人だからだったんだろうな。堂本という名字も、その線を補強する狙いがあるのかしら、でもどうでもいいや。(え~?)
そんなことより、梶野少佐の名前について一席もうけたいです、私は。
衛青(えいせい)だなんて、梶野少佐ったらまあ、ご両親にとっても期待されて生まれてきたのネ。
真面目な話、私は『膚の下』で梶野少佐のフルネームが判明した時、胸を撃ち抜かれましたよ。格好良すぎて。
梶野という名字だけで私の好みだったのに、下の名前が衛青って、もう完璧すぎます。ほんとのところ、私は名前に惚れてるだけじゃないのかと、思ったり思わなかったり。(どっちや)
いえ、『帝王の殻』(&『あな魂』)からなんですけどね。
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