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露草備忘録

〈火星三部作〉は『あなたの魂に安らぎあれ』と『帝王の殻』と『膚の下』(神林長平著、早川書房)で活動中。梶野少佐中心。

カバードブリッジ

『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に載っている、バーガディシュ少尉のプロフィールに始めは反発心があったのですが、そのうちあれは「お題」と考えれば良いのだと気づいてからは、全然大丈夫になりました。
最初アメリカ人のイメージじゃないなと思ってましたが、ニューイングランド地方のヴァーモント州が生地とされているのは、確かにバーガディシュ少尉には似つかわしいと思います。風光明媚ななかのぬぐい難い陰鬱さ、敬虔な信仰と太古からの精霊が薄く紗をかける土地、ニューイングランド。


そしてヴァーモントということは、あの特殊戦そのものの無口で無愛想で無表情で馴れ合わず恬淡としていたバーガディシュ少尉はつまり「森の人」だったのねと思ってから、その線で妄想がだだだだだーと広がって行ってしまいました。そこそこの規模の町で生まれ育ち、地元の商店に就職もしたけれど、彼の本質はつねに森とともにあったのだ、とかなんとか。


それでフェアリイ送りになった原因の横領も、なんでそんな事件を起したのかを考えてたら、うっかり家族構成から子供時代から、バーガディシュ少尉の半生を捏造してました。こ、これで、二次創作テキストが書きたい…、しかし、きっとFAFに入るまでで終わってしまう、深井中尉のふの字も出てこないようなSSに需要なんかないよなぁ…。捏造で勝手に兄貴がいたり、そんなもんこれから書く予定の梶野少佐メインの二次創作テキストよりも、読んでくれる人いなさそう。(むしろ梶野少佐の方がマイナーでは、などというツッコミは無用に願います)


でも、他にないなら自分でやるしかないです。とりあえず、「森の人」な若き日のバーガディシュ少尉を描こうとして、失敗、てけとーすぎる。

在りし日のバーガディシュ少尉

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